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禅林句集

禅林句集表.JPG

禅林句集中.JPG

 円覚寺僧堂のY老師から出版したばかりの「禅林句集」を頂いた。
円覚寺管長足立大進老師編の岩波文庫第一刷です。足立老師の
もとでY老師が早稲田大学のT教授と7年掛けた労作です。カバー
の解説によると、「禅門内外の典籍から広く集めた禅語のアンソロ
ジーともいうべき禅林句集は、室町期から次々と編まれ、心の指針
を与えてくれる金句集として、禅僧には禅語を習熟するための手引き
として読まれてきた。」と言う本です。
 総て漢文の3400句を修行の雲水は殆ど暗記するとか。b-gには
チンプンカンプンだけれど、ところどころ知っている言葉や文に出会
います。例えばこの23頁3字のところには
  帰去来 かえりなんいざ
  喫茶去 きっさこ
  獅子吼 ししく
  主人公 しゅじんこう
 など誰でも知っているような言葉が出てきます。これらの言葉の、
本当の意味を味合わなければいけないのですが…。次の頁にある
「担板漢 たんばんかん」は肩に板を担うと片方しか見えないところ
から、一方しか物事を見ない男を言います。この本は修行のための
雲水向けの本なので、全く解説がなく読み下しだけ。漢文は馴染み
が薄いし、知ったかぶりはそれこそ担板漢と言われてしまいます。

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