アサヒカメラ休刊
昨日の新聞広告で94年間続いた「アサヒカメラ」が、今月で休刊とのこと。bーgが
まだ20歳の頃、旭光学製のアサヒペンタックスという一眼レフカメラを買ってから、
写真に凝りましたね。当時はもちろん白黒フィルムで、自分で現像しては押し入れに
潜って暗室として、紙焼きをしました。その頃から「アサヒカメラ」を10数年くらい
愛読したものです。
上の写真はアサヒペンタックスで撮ったもの。大学4年の夏に北海道を一周した時、
当時は高価だったカラーフィルムで、電気のない阿寒湖の宿のランプの光だけで撮り、
アサヒカメラの月例コンクールに出して、金賞を貰いました。当時はまだ本が薄くて、
最高賞なのに他と一緒の小さな色刷りでした。記念すべきこの本はいつの間にか捨てて
しまって手元に無いのが残念。
最終回の先月のアサヒカメラは、デジカメ万能なのに「いまこそ、フィルム!」と
頑張ったけれど、ついに次の7月号で休刊です。
3月の販売台数が前年比50,1%、4月が31.5%、5月で35.5%までダウンし、6月号
に掲載された広告ページは自社広告除くと、たったの11ページ。しかもカラー広告は
わずか5ページだったとのこと。コロナで広告収入が低下しては、休刊やむなしです。
あの頃には「アサヒカメラ」のほかに「毎日カメラ」「写真サロン」など特徴ある
写真誌が多く、一昨年亡くなった写真好きの義弟のYは、アサヒカメラを施設に入っても
最後まで毎号買い続けていました。bーgは買わなくなったけれど、あのアサヒカメラの
休刊は寂しいもので、時代の移り変わりを強く感じます。
2020-06-22 20:59
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コメント(3)
趣のあるお写真ですこと。
静かで豊かでゆったりとした時間が感じられます。
ひとつずつ,灯が消えていきますね。
by unknown (2020-06-23 08:06)
ランプの灯り暖かくていいですね。若いお仲間との旅だったのでしょうか?コロナ禍で何処へも出掛けられない生活にもいよいよ飽きており阿寒湖の話題に急に懐かしさが込み上げて来てYouTubeでマリモの歌を聴きました。(何回も聴きました)湖畔の映像と共に遠い昔に戻り嬉しかったです。便利な時代に感謝です。もう少し頑張れそうです。
by 雪だるま (2020-06-23 15:54)
unknownさん
戦争中にbーgも使ったランプが懐かしかったので撮りました。
夕方近く、各部屋にランプを届ける前の準備です。
雪だるまさん
もう67年も前の写真です。大学仲間4人で、東京の北海道連絡事務所に
旅行の相談をしたら、所長さんが北海道中の営林署の宿泊施設を紹介
してくれた、初めての北海道の楽しいひと月間でした。
by b-g (2020-06-23 23:12)