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芸術大学美術館

 久しぶりに東京藝術大学美術館へ行き「斉藤佳三展」を見て来ました。
b-gのクラスメイトの父上です。明治38年音学校師範科入学、一年先輩の
山田耕筰と親交を結び、学生時代に日本初の創作オペラに出演。総合芸術
に目覚めて40年には音校を退学して、美術学校の図案科に入り直した人
です。大正から昭和にかけての美術、音楽、工芸、デザイン、舞踊、演劇、
文学など多彩な活動の基は、ドイツ留学で学んだ表現主義の影響があった
とのこと。生活と芸術との融合に生涯を掛けた、先見性のある芸術家でした。
 実を言うと友人がこんな偉大な父親であることを、申し訳ないことながら
詳しく知りませんでした。彼女ら遺族の方が平成17年に関係資料を芸大に
寄贈されたので、今回の「斉藤佳三展」で全ての業績をまとめて見ることが
出来たわけです。昭和30年、我々が卒業した翌年に68歳で没、葬儀委員長
は山田耕筰だったと年賦に書かれていました。
 その帰りがけにb-gの生まれ育った谷中あたりを散策し、懐かしい風景と
昔お世話になり、今年93歳になったMさんにも会えた話と写真などを明日の
ブログに載せたいと思います。


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