止め時

　事務所で仕事をしていたら、突然Ｊが「エッ安倍総理が辞職だって」
と大声を出しました。いつも小さな音でFM東京を流しているのですが、
b-gは殆ど耳に入っていません。すぐテレビを付けたのが2時、それ
から5時まで仕事そっちのけでテレビに釘付けになりました。
　地元の人にとっては「可哀そう」になるかもしれないが、殆どの人は
何で今と思ったでしょうね。止めるなら参議院選挙の大敗の直後か、
総理として死ぬほど頑張った後ならチャンスでした。国会が始まった
こんな重要な時に投げ出しては、安倍さんの政治的出番はもうない
でしょうね。止め時の選択は難しいものです。朝青龍だって早く自分
から申し出て、横綱を返上すべきです。どんどん横綱の印象が悪く
なってしまいます。
　昨日何冊か買ってきた本に城山三郎が二冊入っています。昭和を
過ごし、昭和を見つめ将来を憂えていた人で、b-gは共感しています。
城山さんが生前「戦争で唯一日本が得られたものは憲法九条だ」と
言葉を残しました。戦後生まれの安倍総理や小泉前総理のような
国家主義的な指導者がいなくなるのを心から望むから、次に誰が
総理になるのか心配です。
　帰りの夕焼け空がきれいで、慌ててたまたま持っていたSONYの　
α100を取り出して、西の空と夕日に映える西のビルを撮りました。
急に閑になった安倍さんもこの夕日を見ているのかなと、ふと思い
ました。