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父の絵手紙

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 父は明治33年4月1日に生まれました。子年の卯月1日生まれなので「子卯一」と
名付けられ「しゅういち」と読みます。家が商家だったため、8人兄弟はみな小学校
までで、全員家業の手伝いをしてました。

 父は字が上手く、国定教科書活字の版下を書いた井上千圃先生に習ったようです。
ちなみに千圃先生の書が、いわゆる「教科書体」と呼ばれるようになりました。
家業の団扇と暦の名入れ文字や、ハンコ屋に頼まれたゴム印の小さな文字を雁皮紙に
書いていました。

 体が弱かった兄のために、春休みや夏休みには千葉や熱海などに長期療養しに
父を残して出掛けたものでした。療養先に子供らが飽きないようマメに絵手紙を
出し、昭和8年から16年まで20数枚残っています。

 写真は昭和8年、2歳頃のbーgと父と兄の3人、母のシャッターだと思います。
絵は昭和10年8月2日と6日の日付でした。

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