即位式典とパレード
昨夜の天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」の祝賀式典と、今日の「祝賀御列の儀」
パレードを見るため、bーgはテレビに釘付けでした。ネットから写真を借用して
記念にブログに保存しておきたいと思います。
2015年に戦後生まれが80%という調査があります。毎年戦争を経験した人が
減り、あの暗い時代を身に染みて知っている人が、いなくなるのが気がかりです。
bーgと同年輩の上皇さまは、変化の激しかった同時代を経験され、とても身近な
天皇でした。令和の新天皇も、平和がいかに大事だとのお心を継いでおられると
思います。しかし、昨夜のテレビを拝見していて、いささか気になりました。
それは、テレビで何度も何度も「天皇陛下万歳」と叫ぶ声が流れたこと。今朝の
新聞で女子大学生が「初めて万歳をしました」「戦争の時代にタイムスリップした
みたいでびっくりした」と言ってました。
そして「普段『日本』とか意識していないけれど、今日は私も日本人なんだーと
思いました」とか「なかなかできない経験でした」と話していました。
bーgは「天皇陛下万歳」が、戦時中の思いにつながって来るのです。戦時中に
天皇陛下のために死ねと教育され、グアム島では「天皇陛下万歳」と叫んで自決
したバンザイクリフも思い出すので、素直に心から「天皇陛下万歳」を唱えるには
躊躇してしまうのです。
天皇に親しみを持つ一方、象徴天皇の時代に国歌「君が代」の「君」が天皇を指す
と、天皇制のあの暗い時代とつながってしまいます。昨夜、嵐が歌った「奉祝曲」の
中で、何度も出て来る「君」は天皇ではなく、二人称の「あなた」だと感じました。
「君が代」も君と私の長く続く平和な国を願う歌と思いたいです。
2019-11-10 23:10
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