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関口芭蕉庵と胸突坂

関口芭蕉庵.jpg

 昨日訪ねた肥後細川庭園あたりは、江戸時代椿が自生する景勝地で、神田上水の向こうに
広々と遠く早稲田が広がり、遠く富士の霊峰が望めたとパンフレットにあります。今でも
この地にあるホテルは「椿山荘」と早稲田大学のキャンパスが広がります。

句碑.jpg

 細川庭園の東に隣接して「関口芭蕉庵」があります。前を流れる神田上水の江戸川には
水を堰き止めて、江戸の水道につないだ「大洗堰」があり、そこの改修にかの松尾芭蕉が
携わったそうで、その住まいだった所が「関口芭蕉庵」として残されています。庭の一隅に
「古池や蛙飛び込む水の音」の石の句碑がありました。

胸突坂1.jpg

胸突坂2.jpg

 庭園と芭蕉庵の間は急な坂で、その名も「胸突坂」です。調べてみると文京区内に同じ
胸突坂が3ヶ所もありました。関東台地の端に位置する文京区は、指を広げたような台地が
あり、坂学会によると文京区には坂が127もあって、港区の130に次ぐ多さです。

文京区地盤.jpg

 命名された坂が127で、我が家の前のような小さな坂を加えると、文京区には1000は
あるといいます。小さな坂でも外出から帰る最後の坂に、ふうふう言うbーgです。

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