立春過ぎて

　今季一番の寒波が下って来て、各地で冷え込み東京都心で観測史上最も遅い「初氷」
が観測されました。我が家でも朝から床暖とヒーター２つ点けて過ごしています。
文京区でも外気温は昼前で5℃、夕方6時では2℃まで下がっています。
　ネットで調べると最高7℃、最低1℃。明日は更に寒くなるようで、これから暖かく
なると言う立春過ぎたのにね。



　立春といえば、昨日旧知の落語家古今亭志ん橋さんから「立春大吉」の年賀状？が
毎年の様に届きました。落語家は立春の日に年賀状を出す人が多いそうです。「立春
寄席」が関西に多く開かれていて、明るい落語が春を呼ぶのでしょうか。



　禅寺では立春に「立春大吉」と縦書きした札を玄関にかけるそうです。写真は鎌倉
東慶寺のを借用しました。春を祝う意味があるのでしょうがこんな記事もありました。
縦書きの「立春大吉」の真ん中で線を引くと左右対称になります。季節の変わり目に
邪気（鬼）がやって来て玄関から入り、ふと振り返ると裏から見たお札がやはり
「立春大吉」なので、あれ入ったと思ったが間違ったかと玄関から出て行ってしまう
と言う話。

　鬼の話をもうひとつ。落語家が死んで閻魔様の前で、決して笑わない鬼を笑わせたら
地獄ではなく、極楽に行かせると言われるのですね。するとその鬼にコソコソ話すと
なんと大笑いしたのです。閻魔様が「何を話した？」と聞くと、落語家は「来年の話」
と答えたと言うたわいない話。

　みんなネットからの受け売りの話です。