春彼岸中日

　春分の日の今日はお彼岸の中日です。朝から寺に出かけてお線香点けのお手伝いを
して来ました。玄関先に座って墓参に見えた檀家の方にお線香を渡す簡単な仕事です。

　亡くなった前のご住職S老師が檀家さんを大事にお迎えし、お昼抜きでお話されて
おられました。最近のお寺は墓参りに見えても応対なしのようですが、我が寺では
檀家さんととても良い関係が作られていると思います。

　鎌倉からN老師も朝から見えて、墓参りや塔婆書きをされました。写真はb-g家の
塔婆を書いておられる老師で、裏面には必ず禅語を書かれます。

　「兀然(こつねん)として無事に坐すれば　春来たりて草自ずから生ず」

　『禅林句集』によれば「只坐禅せよ、いつかは悟る時来るべし」とありますが、
今のコロナ時代はオタオタせず、自分をしっかり見つめた正しい生き方をすれば、
自然の理で、明るい春が必ずやって来るよ、とも読めます。



　塔婆をb-g家の墓に置きました。せがれ一家、姪のK子とF子一家も来てくれました。



　玄関を開けて受付するKさんとb-g。明日は雨、天気の今日は大勢の墓参がありました。

　午後6時過ぎ、警報鳴って宮城県で震度5強の地震。東京で震度3、もう少し大きく
なるかと身構えましたが、ちょっとびっくり。津波警報も出て、これも東日本際震災の
余震とのこと。