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塔婆

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 彼岸に44年前に亡くなった先妻「智光院玉楓妙蔦大姉」のために
N老師が書いてくださった塔婆を立てました。

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 塔婆の裏に、いつも禅語を書いてくださいます。今回のは
  「掬水月在手」(水を掬えば月手に在り) でした。この後に  
  「弄花香満衣」(花を弄すれば香衣に満つ) と続きます。

 柴山全慶編の「禅林句集」によれば
「水を掬えば水となり、花を持てば花となる。心境一如、無心の三昧亭底。
触るところみな悟りの妙用」とありました。

 ちなみに塔婆の脇に五つの溝があるのは五輪を表し、上から
 ・宝珠型は「空」
 ・半円が「風」
 ・三角形は「火」
 ・円は「水」
 ・一番下の四角形は「地」

これら五つの要素で宇宙を構成するという宇宙観で、この中に人間が
生かされているという教えだそうです。

 今朝から27日までmーk、K病院に腕の手術のため入院しました。
娘のEが心配して夕方から我が家に来て夕食、泊まる。

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