要注意外来種
我が家の路地に毎年咲くムラサキカタバミです。小さいながらも色も姿も良いので
好きな花ですが、可憐な姿に似合わず環境庁の「要注意外来種」なんだそうです。
カタバミは鎌倉時代から家紋として使われました。カタバミは一度根付くと除去が
困難なほど強い繁殖力から、「子孫繁栄」を願って武士たちに使われたとのこと。
調べると、カタバミは世界に広く分布して、その種類は約850種もあることを
知りました。写真の「ムラサキカタバミ」は江戸時代末期に観賞用として日本に
伝わった外来種で、それが庭園から畑地、芝地に蔓延り、土深く根を伸ばすので
除去が困難なために「要注意外来種」なのでしょうか。
毎日、地面すれすれに咲いているムラサキカタバミも、夕方になると花がしぼんで
しまうのです。散歩に出た時は咲いていたのに、帰った時にはしぼんでいるのです。
気温?日照?など感じてしぼむのか、自然は本当に不思議ですね。
地面にべったり咲くのばかりと思っていたら、レンガの塀沿いに立ち上がっている
ムラサキカタバミを見つけました。これも繁殖力の強さのためなのかな?