オリンピック開会式

　1年延期となったオリンピック、去年1月のまだ新型コロナが問題になっていない
時に、完成なった国立競技場を見に行き、隣のビルで開催中のオリンピック展示に
寄った時の景色です。これから一年半も遅れて開催とは。

　205カ国が参加する東京2020＋1オリンピックが、いよいよ今夜8時から始まり
ました。NHK総合テレビで11時半まで放映しています。7時頃から見ております。
延々と入場行進が続いているので、この間にブログを書いています。

　1964年の前回オリンピックの時、b-gは見ていないのです。外国から参加する
選手の飛行機を使った、広告技術者のヨーロッパ一周の団体旅行に行ったのです。
57年前の外国旅行は外貨の持ち出しに制限があり、b-gと同じM製菓宣伝部にいた
Kさんと海外視察出張という名目で出して貰いました。

　あの頃はまだTV放送が同時に流れることもなく、行き先々のニュースでチラッと
見たくらいで、後に市川崑さんの記録映画で知りました。マラソンで裸足のアベベの
優勝や、女子バレーの金メダルも帰って来てから知りました。



　ただ今10時10分、アイウエオ順の行進でベルギー、ポーランドと続いています。
入場選手は皆マスク姿、そしてスマホを片手に写真を撮り姿が目立ちます。これも
時代ですね。



　無観客の開会式ですが、絞った関係者が950人の寂しい会場です。照明効果や
隈研吾さんデザインの色とりどり観客席で、あたかも人が埋まっているように
見えて、皮肉にもある意味成功でした。

　8時前からテレビを見続け、今しがた12時前にやっと終わりました。演出で
楽しいところがありましたが、全体に冗漫で退屈しました。NHKのテレビ番組でも
「〇〇の時間ですが、このまま中継を続けます」と2度もお断りが出たくらいです。

　バッハ会長の長ったらしい同じことの繰り返しの挨拶、中継の合間に入る画面も
次の場面転換の時間稼ぎなのか。歌舞伎の「暫」もあの場面で意味不明、ちょっと
「待って」ということかな？　最後の聖火だって外国人には知らないだろう人が
何組も出るし、長嶋さんの不自由な足で聖火を運ぶ姿は、辛いものがありました。