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お寺の多い町

一行院2.jpeg

 我が家の裏通りを信号2つ分の距離の中、町会内に5ヶ寺もあります。
振袖火事と呼ばれる明暦の大火で、江戸城はじめ江戸中が丸焼けになってから
都市計画が行われ、寺も浅草、駒込、芝、目黒などに社寺が多いのはその為です。
隣町会にあるbーgの龍雲院も、この時に神田から移って来たと聞いています。

 今日の散歩は、夕方ちょっと遅くなり4時45分頃に家を出て、コースを変えて
寺の多い町内の裏通りを歩きました。5時前だというのに辺りは夕暮れが迫り、
秋の夜長を感じますね。

 夕陽が水平線の向こうにすっかり沈み、一行院辺りも暗くなり始めていました。
寺の境内が広いので、この辺りは空が開けて都心らしくない風景が見られます。

一行院1.jpeg

 一行院から北を見ると、白山通りに面したマンション、日当たりが良く景色も
さぞ良いでしょうね。一行院は京都の知恩院、東京の増上寺を本山とする浄土宗の
お寺で、住職のSさんとは以前、b-gと一緒に長いこと町会の役員をしていましたし、
雅楽の「伶楽舎」の一員として、仲間と盛んに演奏会を開いています。

 一行院は江戸時代の後期、諸国を巡錫した念仏行者「徳本行者」が往生した地で
今も祀られています。前住職のお父さんは増上寺の現法主で、b-gの芸大同級でGK
デザインを立ち上げたEとは海軍兵学校の同期生と知り、ビックリしたものでした。

 Eも広島の浄土系の寺の子で、原爆で亡くなった父親に代わり住職の資格を取って
芸大の学生時代にはお盆や彼岸の度に広島に戻って、坊さんを熱心にしていました。

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